TAKESHI KANNO  Sculpture

WORKS

「喰わず芋」
2010年2月19日(fri)~ 2月28日(sun)
GALLERY ef(浅草)

 

 

 
二十世紀後半から彫刻という立体造形のメディアが、
絵画に比べて多様化されて来ている。
最近では地方の行政が企画する一般公募の美術展でも立体部門を分けて、
インスタレーションという部門を作って公募したりする。
その意味では菅野猛の今回の作品はインスタレーションによる立体作品と言う事が出来る。
ここで特徴的なのは会場の二重構造である。全体を通して一つの表現を演繹するために、
菅野はこの会場を選んだと言っても過言ではない。
ここに表現されたものは個々の個体の連続ではなく、むしろ個体を光で薄めることによる表現になっている。
したがって個体を見せるのではなく、その個体が反射する光を見せたがっているのではないか。
その意味で私は成功とみる。
 
筑波大学芸術学系名誉教授
篠田 守男

 

 
二十世紀後半から彫刻という立体造形のメディアが、絵画に比べて多様化されて来ている。
 
最近では地方の行政が企画する一般公募の美術展でも立体部門を分けて、インスタレーションという部門を作って公募したりする。
その意味では菅野猛の今回の作品はインスタレーションによる立体作品と言う事が出来る。
 
ここで特徴的なのは会場の二重構造である。全体を通して一つの表現を演繹するために、菅野はこの会場を選んだと言っても過言ではない。
ここに表現されたものは個々の個体の連続ではなく、むしろ個体を光で薄めることによる表現になっている。
 
したがって個体を見せるのではなく、その個体が反射する光を見せたがっているのではないか。
その意味で私は成功とみる。
 
筑波大学芸術学系名誉教授
篠田 守男